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ベルセルクの結末の想像

注意:この先はベルセルクの根源を知ることになります。読むときは自己責任で

 

単行本未収録の83話をもとに、今後のベルセルクの展開を予想しよう。

 

グリフィスは作られし存在?

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戦乱に疲弊した人々の理想とする英雄像として生をうけたグリフィス。

幼少の頃より王になる夢を持っていたが、それもまた人々が求めた英雄像によるものなのだろうか。

グリフィスは神の言葉を受けて、ゴッドハンドの力を使って戦乱を収め、人々の理想の英雄像である王になってやろうじゃないかと決意する。

神によって王になるべくの環境は整えられてはいたが、グリフィスにもグリフィスの確固たる意志があり、運命を設定されてはいたがけっして作られた存在ではない。

 

幽界の生き物

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神は人々の心の奥底に潜む自分でも感じる事の出来ない負の感情、暗黒面のうねりから産み出された作り物の神である。

つまり多くの人の意思が寄り集まる事で、神でも悪魔でも生み出す事ができるのだ。

幽界の生息するドラゴンや妖精たちもおとぎ話を代表に、人々の間で語り継がれてきたことによって空想世界、つまり幽界にその存在を具現化された。

そう、神にしてもドラゴンにしてもグリフィスにしても全ては人々の意思、願いによって作り出されてきたのだ。

 

グリフィスに勝つことはできるのか?

グリフィスはいわば神の申し子。

英雄を求める人々の願いによって生まれし神の子。

ただの人の子であるガッツとは次元がそのものが違いすぎる。

運命すら味方をしているグリフィスにそもそも傷をつけることすらできるのだろうか。

ただグリフィスによって現世と幽界が交わり、人々の意思が具現化する下地はできあがっている。

黒い剣士として世界中の多くの人の目に焼き付けた、ガッツの畏怖すら感じさせる人外ともいえる迫力は、空想世界で黒騎士として産み出されるのに十分であろう。

人であるガッツでは無理だとしても、空想世界に産みだされたファンタジアガッツならグリフィスに傷をつけられる存在になりえるかもしれない。

 

結末はどうなるのか

戦乱に疲れきった人々を導くために生み出されたグリフィス。

神の力を持つグリフィスなら世界を統一し、人々は幸せな時代を送れるようになるだろう。

グリフィスに導かれてれば人々は楽な時代は送れる。

けどそれは人々が望んでいた事とはいえ、完全に管理された世界だ。

仮にガッツがグリフィスを倒してしまったら、導いてほしい世界の人々には望まれていない事だ。

けれども管理される事のない自由な世界になる。

 

神に管理される世界か、争いはあるけど自分たちで築き上げる世界か。

どちらがいいかは人によって意見が別れるところだろう。

 

ベルセルクの最終的な着地点は神の世界を取るか人の世界を取るか、人々がどちらを選ぶのかが焦点になりそうだ。